日本人は時間に正確か?
・会議に20分遅れてくる人がいたら
→ これはちょっと許せない・でも、会議が30分以上延びても
→ 「仕方ない」で済ませてしまうvia: 仕事と生き方、幸せの研究所
うん、 あるある...
これこそ日本人の典型的なパターン。
始業時刻の遅刻に対しては
異常なまでに厳しく目を光らせているけど、
残業はし放題...っていうか当たり前で、
監督署の指導も厳しくなってはいるものの
現実は、「24時間はたらけますか?」状態。
でも、これは、
引用元の記事でも触れられているように
必ずしも「仕事の終わり」に対して緩いというわけではなく
「労働時間」に関して緩いということなのだろう。
確かに、日本人は
「納期」「締切」などの「終わり」には厳しい。
ところが、これに対して
生産や作業の「開始日時」などの「始まり」には
ルーズであったり、設定がない場合も多い。
このように、
意識されるポイントとしての「期日」「時刻」に厳しいが、
そのポイントまで、あるいは、それ以降を
どのように過ごすかについては曖昧なまま
無計画に「時間」を費やしているのかも知れない。
実際、
スケジュール通りにコトが運ばない人や
いつも計画倒れになってしまう人というのは、
「期日」「期限」を設定しているだけで、
「開始日時」は決めていないことが多く、
1つのタスクにかかる時間は殆ど意識していない。
このような場合の多くは、
複数の案件の期日が同じ日になっていたりする。
「月末締切」「今週中」などが典型であるが、
いつから始めるかを決めていないが故に、
あらゆるタスクが期日直前に集中してしまう。
それに対して、計画的な人というのは、
ポイントとしての「時刻」だけでなく、
流れとしての「時間」を管理している。
タイムマネジメントというのは
ポイントとしての「時刻」と「時刻」の間の
流れとしての「時間」「期間」を意識して
その時々に合った分量のタスクを
分配していくことによる効率化なのだと思う。
約束や期日の厳守は叩き込まれるけど、
時間の割振りや、コトの進め方なんかを
キチンと指導している日本の学校や企業は
ほとんどないんじゃないだろうか?
言い換えると、
約束に厳格な日本人は、
流れや進め方、過ごし方を磨けば、
まだまだ成長の余地があるということ。
未曾有の不景気などと低迷を煽らずに、
具体的な長所と改善点を明確にして
お気楽に 淡々と すすめていきたいもの。
・・・などと、
思ったり... 思わなかったり...
●1年前の今日:終わりの始まり