終戦の詔勅を改めて噛み締める

終戦の詔勅 (玉音放送)

 
66回目の終戦の日。

風化させるなとの想いとは裏腹に
体験者が逝かれる毎に風化はすすんでいる。

正午のTVニュースでの式典の報道は
わずか5分程度のものであった。

戦争や平和をテーマにした番組も少なく
再放送番組や映画が中心で
多くの予算を割いて新規制作された特番は
ほとんど見られなかった。

今年は、先の大震災や原発事故があり
原爆や太平洋戦争に関心が高まるのではと予想したが
思ったほどに風化を抑えることはなかったようだ。

 
あの敗戦を境に、
軍部主導の恐怖政治は根絶したが、
それと同時に
日本人の良き心、日本人の良き文化、
かけがえのない日本人の歴史が
完全に封印され、自虐史観が植えつけられた。

民間人が無差別に虐殺された大空襲や
原爆による未曾有の大惨事もまた、
日本人も悪かったのだから仕方がない、
やむを得なかったという理由で肯定された。

このような占領軍や戦勝国による思想統制は
一日も早く風化させるべきであろう。

しかし、
たとえ戦時中であれ、
何十万人もの民間人が無差別に虐殺されたこと、
そうなることが明らかである原爆を投下されたこと、
そのようなことは、いかなる理由があろうとも
二度と繰り返されてはならないということは、
決して忘れてはならない史実なのだ。

 
災害や事故、長引く不況などに加えて
国民の安全でしあわせな生活をないがしろにする政治、
政権と癒着する既得権益企業や官僚等によって
戦後もっとも厳しい局面を迎えている今こそ、
本来の日本人が持っている叡智を駆って
日本人の使命を全うすべき時代なのではないか。

我々 日本人のDNAに
刻み込まれた歴史、文化、そして生き様は
決して風化することはないはず。

今、その意志に目覚めていようがいまいが
我らは この生き様を受け継いだ者なのだから。

本当の意味での日本の自立を成すための一助として
子に 孫に 末代に至るまで 伝えていくことを続けよう。

 

●1年前の今日:風化

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日本人平和戦争天命生きる

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