感情のコントロール
感情をコントロールするというのは、時と場合に応じて自在に好ましい感情を出し入れ出来るということ。では無いと思う。好ましい、好ましくないに関わらず、その時々に勝手に生じてくる感情を、客観的に見つめられるかどうか。この視点が持てると、まず、感情に振り回される確率が低くなる。
— ひらめきメモ??7万部?? (@shh7) June 25, 2014
公の面前で…
子どもや生徒、部下の前で…
場合によっては一人であっても…
泣いちゃいけない…
怒っちゃいけない…
あんまり大声で笑うのもどうか…
このように感情を押さえることを
よしとする風潮があります。
しかし、これは
感情のコントロールではありません。
これは感情の抑圧です。
もちろん
ひどく人に迷惑をかけたり
社会生活を乱すほど感情を爆発させることは
大人として慎むべきです。
けれども
健康的な生活には
喜怒哀楽を欠かすことはできません。
感情を押し殺してしまっては
人間関係や健康に悪影響を与えてしまいます。
感情のコントロールとは
自分自身の喜怒哀楽を
客観的かつ正確に認識することです。
たとえば・・・
飲食店に入って注文をしたところ
なかなか頼んだ料理が出てこない。
その旨を店員に伝えたものの
不機嫌な態度で対応された上に
やっと出てきた料理が美味しくなかった。
普通に代金を払って店を出た途端
ふつふつと怒りが沸き起こってきた。
・・・というような場合
この怒りを抑えようとするのは
感情の抑制であって
望ましい対処ではありません。
では
もう一度、店に戻って
店員と店長を徹底的に糾弾し
怒りをぶつければ良いのかというと
必ずしも、そうとは言えませんね。
怒りを露わにする前に
もう一度、自分が抱いた感情を
冷静に捉え直してみてください。
店を出てから突然沸き起こってきた怒り…
果たして、この怒りは
本当に突然沸き起こってきたのでしょうか?
店に入ったときは
特に感情を抱いてはいませんでした。
注文をしたときも同様です。
注文した料理が
なかなか出てこなかったとき
何かを感じたのではないでしょうか?
その後、店員に確認したとき
料理が思ったよりも美味しくなかったとき
どう感じたでしょうか?
おそらく、そのときに感じていたのは
自分だけ料理が出てこない不安感…
客として丁寧に扱われなかった惨めさ…
料理が思いのほか美味しくなかった悲しさ…
そういった感情ではなかったでしょうか?
それは認めたくない感情かもしれません。
思い出したくないくらい辛いことかもしれません。
だからこそ、イライラや怒りが
それらに代わって覆い隠していることもあるのです。
この最初に感じていたはずの感情に気付き
認めてやることが大切なポイントです。
自分の存在がないがしろにされて哀しい…
それが怒りに代わって出てきたんだ…
そういうことに気づくことができれば
怒りを爆発させて暴走する可能性は
自ずと低くなっていきます。
好ましい、好ましくないに関わらず
感情を押さえつけるのではなく
その元になったかもしれない感情に気づき
心の声に耳を傾けてあげること…
それが感情のコントロールです。
・・・などと、
思ったり...思わなかったり...
では、お気楽に...(^^)/~~~
●1年前の今日:味、栄養、そして、芸も達者です