171年ぶりの「後の十三夜」

171年ぶりの十三夜

旧暦の八月十五日「十五夜」には
中国から伝わったお月見の行事が行われており
「中秋の名月」「芋名月」として知られています。

旧暦の九月十三日「十三夜」のお月見は
日本固有の風習で「栗名月」「豆名月」とも呼ばれます。

江戸時代には十五夜と十三夜の両方を祝い
どちらか片方の月しか見ないと「片見月」と言って
縁起が悪いとされていたようです。

そういえば今年は
十三夜のお月見ができなかったな
と思っていたら・・・

なんと、今年はもう一度
十三夜があると知ってビックリ!

というのは
今年は旧暦では閏月のある年にあたり
九月の後に閏九月が挿入されているのです。

つまり、九月が2回あることになり
それに伴って2回目の十三夜もあるわけです。

その閏九月に行われる十三夜のお月見は
「後(のち)の十三夜」と呼ばれ
1854年(天保十四年)以来 171年ぶりとのこと。

しかも、
今夜がその日だったと知って
さらにビックリ!

夕方、東の空を眺めてみましたが
雲に覆われていて月はほとんど見えません。

けれども、夕食の後
もう一度、夜空に目をやると
雲の切れ間からハッキリと月が見えました。

見事な「後の栗名月」でした。

というわけで
残ったご飯と片栗粉で
即席の月見だんごを作りました。

家族そろって十三夜を愛でながら
みたらし餡をかけていただきました。

やっつけで用意したわりには
けっこう美味しくできました(^^)/

それにしても
満月でもない月を愛でるのは
いかにも日本人らしい風習ですね。

即席月見だんご

この秋は
9月8日が「中秋の名月
翌9月9日は「最大級のスーパームーン
10月6日が「十三夜」
10月8日は「スーパームーンの皆既月食
そして今日の「後の十三夜」と…
月の話題がいっぱいでした。

2052年10月7日には
旧暦の閏八月十五日となります。

さて、38年後の「後の十五夜」を
元気で迎えることができるでしょうか。

・・・などと、
思ったり...思わなかったり...

では、お気楽に...(^^)/~~~

 

●1年前の今日:ずっと、溶けないアイス。

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月見家族みたらし団子満喫

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