自分との約束をもっと大切にしよう!

社会生活をしていくためには約束を守らなくてはなりません。
職場や学校では時間を守らなくてはなりませんし、予め互いに決めた事柄やルールを守ることも必要です。
当然のことですが、これができないと会社や学校に行くことも、車の運転をすることも、買い物をすることもできません。というか、ありとあらゆる社会生活に支障をきたすことになります。
というわけで、子どものころから約束を守ることを教えられてきました。
今も昔も、洋の東西を問わず、約束を守るということは最も重要な教育課題になっています。
ですから、世の中の大部分の人が約束を守ります。
そして、約束を破ることは悪いことだと認識しています。
約束を破られた時には、悲しんだり怒ったりします。
ところが、いつもは必ず約束を守っている人でも、ついつい破りがちな約束があります。
それは、「自分との約束」です。
他の誰かとの間で交わした約束は必ず守る人も、自分と交わした約束は、なぜか守れないことが少なくありません。
- 早寝早起きをする
- 決まった時間にトレーニングをする
- ご飯は茶碗一杯にしておく
このような自分との約束は、他人との約束に比べて守られにくいものです。
それは、黙っていれば誰にも知られることがないからです。
つまり、約束を守らなかったことを誰からも責められないということ。その結果、社会的評価を下げることがないからです。
自分との約束が守られにくい理由は、もう一つあります。
それは、たとえ守らなくても誰にも迷惑をかけないからです。
約束を守らなければならないのは、人に迷惑をかけないようにするため、社会生活をしていくためだと教えられてきました。
それは間違った教育ではないと思いますが、場合によっては、人に迷惑をかけなければ約束を守らなくてもよいと解釈することもできます。
自分との約束を守らなかった場合、影響があるのは自分自身です。
他の誰にも迷惑をかけないのだから今回はまぁイイか… となることが多いのでしょう。
しかしながら、ここには大きな問題が隠されています。
自分との約束を何度も破り続けているとどうなるか?
- 約束したことを実行しないままになる
- 当然、欲しい成果はでない
- 自信が持てなくなる
こんな具合に、徐々に自己評価を下げていきます。
- 自分は 何をやっても続かない人間だ
- 自分は こんなこともできない人間だ
- 自分は ダメな人間だ
他人との約束を破ることが、他人からの評価を下げることに繋がっていたように、実は、自分との約束を破ることは、自分自身による評価を下げてしまうのです。
こうなってしまうと、何事にも消極的になり、無難に済ませようという気持ちが強くなってきます。約束を守る以前に、約束をすることすらできなくなってしまいます。
新しい挑戦や、目的に向かって努力することもできなくなる可能性が高くなります。
自信がなくなると、人と関わることを避けようとする傾向が強くなり、社会生活が困難になる場合もあります。
他人との約束も大切ではありますが、やはり自分との約束も大切なのです。
というより、むしろ、自分との約束の方がより大切だと言っても過言ではありません。
自己肯定感を持てず、自信をなくしてしまっては、他人との約束を守ることもできなくなってしまいます。
今さらながらではありますが、自戒の念を込めて、再確認しておきたいと思います。
約束を守ろう!
特に自分との約束を守ろう!
・・・などと、
思ったり...思わなかったり...
では、お気楽に...(^^)/~~~
- ●1年前の今日:
- 辛いけど、もう暫くかかりそうです