元気あってこそライバル。

「今は、別府行くより、草津行こうぜ。」
という広告。一瞬草津が出した挑戦的な広告かと思ってよくみたら、実は別府が出してて「どういうこと?」となり、最後しっかり「なるほど、良いな...」と思わせる。
草津に興味持たせながら自分たちのPRもできてるのすごい。#草津へ行こう
via: Twitter / by_azsa
「何コレ!? 露骨すぎ」と思いきや
広告主は草津じゃなくて別府でした。
白根山の大噴火で訪れる客数が激減している日本有数の名湯・草津温泉。
現在、噴火の影響はなく安全に温泉を堪能できる状況であるにも関わらず、風評被害によって客数は回復していません。
このピンチを乗り越えてもらおうとエールを送ったのが同じく日本有数の名湯・別府八湯。
両温泉は「にっぽんの温泉100選」などで常に上位を争うライバル同士。
しかし、2016年の熊本地震の影響で大幅な客数減となった別府八湯の地元・別府市がこの広告を企画したそうです。
自然災害や風評被害による厳しい状況を知る温泉地として他人事ではなかったのでしょう。
また、熊本地震の際、別府八湯は草津温泉からも支援を受けていたようで、その恩返しという意味があるのかもしれません。
日本を代表する温泉地が協力し合ってピンチを乗り切ろうとする姿は、ライバルであると同時に、互いが日本の温泉文化をリードしてきた者同士だと認め合っていることを感じさせます。
元気あってこそライバル。
好敵手とは単なる敵ではなく同志。
だからこそ生まれた粋な広告ですね。
草津にも別府にも行ってみたい!
・・・などと、
思ったり...思わなかったり...
では、お気楽に...(^^)/~~~
- ●1年前の今日:
- 既に想像を超えている…